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≫「野菜」を描こう
画材
- 画材
- メモ
- 水彩色鉛筆
- 講師作品は「笹部オリジナル」を使用
- 水彩紙
- 今回はクレスター(大きなポストカードサイズ)
- 筆、筆洗、ティッシュ
- 筆は水筆でもOK
- 下絵を描く場合は、コピー用紙など
下書き
うすめの色で下書きします。見やすいように画像では色を濃くしましたが、もっとうすい色の方が良いです。今回しいたけは、かさの裏が見えるように置きました。もちろん反対向きでもOKです。構図を決めるときはモチーフの置き方を色々と試してみてください。「そのものらしい角度」「他のモチーフとのバランス」「使う画用紙の比率に合わせる」ことを心がけましょう。
ドライ(1)
ドライで塗っていきます。うすい色から使っていくと失敗しにくいです。固有色(モチーフそのものの色。さつまいもならあかむらさき、しいたけはうす茶色など)も大切ですが、光と影による明暗も意識しましょう。上からの光を受けて明るくなっている部分や、暗くなっている部分、反射光など、よく観察しながら塗ります。(デッサン的なモノの見方は、≫「球体(まるいもの)」を描こう~鉛筆デッサン編~の動画で説明があります。さつまいもも、考え方は球体と同じ方法で描くことができます。)机の上の影は、まずは水平方向(真横)のタッチで塗っておきます。
ウェット(1)
↑くらいの頃に、一度ウェット(水をつけた筆でぼかす)するとよいと思います。面に沿って、なるべく一筆でぼかすように筆を動かします。同じところをあまり何度もこすりすぎないように注意です。今回は、明るい部分は紙の目の白色を活かしたいと思い、特に軽くぼかしました。
ドライ(2)
一度完全に乾かしてから、重ね塗りします。さつまいもは、紫系だけでは深みが出ないので、茶色系や薄黄色系も重ねると良いです。この角度のしいたけは、フチの部分に影ができているのをしっかり描いてあげると立体感が出ると思います。石づきの部分もしいたけの特徴がよく表れているなので、よく観察して描いてみてください。机の上の影は、うすむらさきとうす黄色を重ねて、最も暗い部分には黒も使いました。
完成!
挿し色として、さつまいもの暗い部分の一部に緑色を入れたり、しいたけの一部に青色を入れたりしてみました。お好みでOKです。細かいところですが、しいたけのかさの裏のひだは、一本調子にならないよう、線の太さや強さを変えつつ描きましょう。さつまいもの端っこの、乾燥した切り口の部分も、小さいところではありますがしっかり描いてあげると、さつまいもらしさがグッと上がります。
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この絵に使用したおもな色
笹部オリジナル水彩色鉛筆の色番号です。
さつまいも…216、316、610、302、309、613、615
しいたけ…101、603、615、705、416
机の上の影…302、103、004(暗いところに少しだけ)