うすめの色で下書き
この画像は分かりやすくするために色を濃くしていますが、ぎりぎり見えるくらいの薄さで下書きするのをおすすめします。
うすめの色(今回は黄緑色)でアタリ(ざっくりした下書き)を取り、その上からアタリよりは濃いけどまだ薄い色で形を描きます。
ポイントは、「見えないところまで想像して描く」ことです。
葉が裏返ったりしていてなんだか難しく感じますが、、図のように「この線は見えなくなっているけど、こう続いているだろう」「この線はこっちの線につながっていくだろう」と考えながら描くと、その法則に気づくことができ、上達につながります!
ドライ(1)
明るいところは少し大げさに塗り残して、ウェットのときに色をのばしてくる作戦でいこうと思います。葉の表裏で色が違うところに注意しながら塗っていきます。花は、つぼみのような、ねじれているような形をしているので、花びらの重なりを意識して、花びらが重なっているところの影を描く感じで線を入れていきます。
ウェット
水をつけた筆で色をぼかす「ウェット」をしていきます。花の塗り残していた部分にも色をのばして、淡い色にしておきます。図のように、花や葉の面に沿うように筆を動かすのがポイントです。
ドライ(2)
花はだいたいできているので、「もう少し説明しておいた方がいいかな?」と思うところのみ描き込みます。例えば、すべてのお花をしっかり描かなくてもOKです。一部をしっかり描いていれば、他の花はぼやけていても見る人が想像で補ってくれます。そのあたりは画風によるところなのでお好みです。葉は、このままだと色が浅すぎるなと思ったので、表裏の色の違いに注意しながら、他の色味も重ねました。
仕上げ
葉がごちゃついている部分は、細くりんかく線を追加しました。青色を使いました。花は白でバーニッシング(上から白などの薄い色を力強く塗ってツヤを出す技法)をしてみましたが、お好みで。