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≫「野菜」を描こう
画材
- 画材
- メモ
- 水彩色鉛筆
- 講師作品は「笹部オリジナル」を使用
- 水彩紙
- 今回はクレスター(大きなポストカードサイズ)
- 筆、筆洗、ティッシュ
- 筆は水筆でもOK
下書き
はじめは、「この紙にどうおさめようかな?」「はみ出したほうがいいかな?」「この角度でいいかな?」と、全体の構図を決めることが大切なので、細かな描写はせず、ざっくりと描きます。
※ここでは分かりやすいよう鉛筆で描きましたが、黄緑色などの薄めの色で描くのが良いと思います。
構図が決まったら、形を描いていきます。まだ細かな形を追うのでなく、全体の長さや太さなどのバランスに気をつけて描きます。
全体のバランスが大丈夫そうなら、細かいところも描いていきます。
分かりやすく線を整えました。この画像↓をA4で印刷したら、絵が大体「大きなポストカード」の大きさ(118×230mm)になるようにしています。トレース(写し書き)に使いたい方はご利用ください。
※トレースしやすいように線を整えましたが、私は大抵の場合は↑くらいのときに下書きは終わって着彩してしまいます。
ドライ
色を塗ります。光が上から当たっていること、アスパラガスは根本の方は薄い色で、先の方は緑が濃くなっていることに着目して描きました。はかま部分(アスパラの三角のところ)は、茶系を使いすぎると枯れた色みたいになってしまうので、まずはピンク系から使いました。影は薄紫色にしていますが、青系も良いと思います。
ウェット
↑くらい塗れたら、一度ウェット(しめらせた筆でぼかす)をすると良いと思います。
乾かしてから再びドライ
完全に乾かしてから、上から重ね塗りします。穂先の細かい影(線)は青系を使ってみました。影が鮮やかすぎると影に見えないので、グレーを重ねました。
はかま部分に赤茶色を使って形をはっきりさせました。
完成!
明るいところに黄色系を重ねました。描き足りないな?物足りないな?というところがあれば、より強いタッチを重ねたりして、全体感を整えます。アスパラガスは棒状なので、輪郭線は薄めにして、中の方を強いタッチにすると、立体感が出ます。
この絵に使用したおもな色
笹部オリジナル水彩色鉛筆の色番号です。
緑系...503(ライトグリーン)、515(ダークグリーン)、103(ライトイエロー)
はかま部分...309(ローズピンク)、316(クラレット)、410(ブルー)
影...302(ペールパープル)、703(グレイ)