制作時間
45分
むずかしさ
★☆☆☆☆

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画材

画材
メモ
水彩色鉛筆
講師作品は「笹部オリジナル」を使用
水彩紙
今回はクレスター(大きなポストカードサイズ)
筆、筆洗、ティッシュ
筆は水筆でもOK

下書き

はじめは、「この紙にどうおさめようかな?」「はみ出したほうがいいかな?」「この角度でいいかな?」と、全体の構図を決めることが大切なので、細かな描写はせず、ざっくりと描きます。
※ここでは分かりやすいよう鉛筆で描きましたが、黄緑色などの薄めの色で描くのが良いと思います。

水彩色鉛筆でアスパラガス「下書き1」

構図が決まったら、形を描いていきます。まだ細かな形を追うのでなく、全体の長さや太さなどのバランスに気をつけて描きます。

水彩色鉛筆でアスパラガス「下書き2」

全体のバランスが大丈夫そうなら、細かいところも描いていきます。

水彩色鉛筆でアスパラガス「下書き3」

分かりやすく線を整えました。この画像↓をA4で印刷したら、絵が大体「大きなポストカード」の大きさ(118×230mm)になるようにしています。トレース(写し書き)に使いたい方はご利用ください。
※トレースしやすいように線を整えましたが、私は大抵の場合は↑くらいのときに下書きは終わって着彩してしまいます。

水彩色鉛筆でアスパラガス「下書き完成」

ドライ

色を塗ります。光が上から当たっていること、アスパラガスは根本の方は薄い色で、先の方は緑が濃くなっていることに着目して描きました。はかま部分(アスパラの三角のところ)は、茶系を使いすぎると枯れた色みたいになってしまうので、まずはピンク系から使いました。影は薄紫色にしていますが、青系も良いと思います。

水彩色鉛筆でアスパラガス「着彩1ドライ」

ウェット

↑くらい塗れたら、一度ウェット(しめらせた筆でぼかす)をすると良いと思います。

水彩色鉛筆でアスパラガス「着彩2ウェット」

乾かしてから再びドライ

完全に乾かしてから、上から重ね塗りします。穂先の細かい影(線)は青系を使ってみました。影が鮮やかすぎると影に見えないので、グレーを重ねました。

水彩色鉛筆でアスパラガス「着彩3」

はかま部分に赤茶色を使って形をはっきりさせました。

水彩色鉛筆でアスパラガス「着彩4」

完成!

明るいところに黄色系を重ねました。描き足りないな?物足りないな?というところがあれば、より強いタッチを重ねたりして、全体感を整えます。アスパラガスは棒状なので、輪郭線は薄めにして、中の方を強いタッチにすると、立体感が出ます。

水彩色鉛筆でアスパラガス「着彩完成」

この絵に使用したおもな色

笹部オリジナル水彩色鉛筆の色番号です。

緑系...503(ライトグリーン)、515(ダークグリーン)、103(ライトイエロー)

はかま部分...309(ローズピンク)、316(クラレット)、410(ブルー)

影...302(ペールパープル)、703(グレイ)