(1) モチーフ(描く対象)を配置して、どんな絵にするか考える
今回はシクラメンと、ビー玉を数個置きました。
紙の大きさのことも考えて、どのように置いたらかっこいいか、配置を考えます。
(2) 雰囲気づくり
鉛筆で下書きをし、下塗りをしていきます。
どんな雰囲気の絵にするか想像を膨らませながら、イメージに合った色をおいていきます。
モチーフそのままの色よりも、「その色の奥にありそうな色」を入れたり、「この花たちから感じる色」を入れてみたりします。
一筆一筆の色がふわっと広がってるのは、紙に水を塗って、紙をしっとりさせてから絵の具を置いているからです。(ウェットインウェット)
始めの塗りのときの雰囲気作りによく使います。
(3) 固有色をおく
固有色=「そのものが持っている、見たままの色」です。
先程は「見たままよりもイメージの色」を使いましたが、このあたりで固有色を入れてみました。
シクラメンは茎が特徴的な色をしていますよね。
はじめは茎と茎のすきまも避けずに塗っていました。
後から茎の隙間を軽く洗って、空間を出しました。
(水だけをつけた筆で、白く抜きたいところをこすって、絵の具を取る=洗い出し)
始めから空間をよけて茎を塗っても良いのですが、塗り始めは全体の統一感のほうを重視して、わざと塗っていました。
透明水彩絵の具は、大幅な修正ができないので、おそるおそる塗ってしまいがちですが、こういう大胆なところがあるのも良いと思います。
(4) 特徴を出す
茎の微妙な色の変化や、葉の裏表の色の差、机に落ちている影など、特徴を捉えながら描いていきます。
(5) 描き込み
咲いている花より、つぼみの方がピンクが強いですね。
描いていると、はじめは見えていなかった部分に気がついて、色々な発見があります。
根元の方にある、小さな白いつぼみも描きました。
葉の模様とビー玉の細かい光は、細い筆で洗っています。
洗いすぎると紙が傷ん でしまうので良くありません。
白いところを「残す」か「白を塗る」か「後で洗う」のか、透明水彩画のコツのひとつです。
(5) 描き込み
咲いている花より、つぼみの方がピンクが強いですね。
描いていると、はじめは見えていなかった部分に気がついて、色々な発見があります。
根元の方にある、小さな白いつぼみも描きました。
葉の模様とビー玉の細かい光は、細い筆で洗っています。
洗いすぎると紙が傷ん でしまうので良くありません。
白いところを「残す」か「白を塗る」か「後で洗う」のか、透明水彩画のコツのひとつです。
(6) 完成!
植木鉢の模様や、ビー玉の中の薄い影、花の根元の色など入れます。
全体のバランスを壊さないように仕上げて、完成!