制作時間
1時間
むずかしさ
★★☆☆☆

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≫はじめての風景画

今回描いた絵と、風景画の元になっているフリー画像

透明水彩でグリザイユ画法〜はじめての風景画〜【ギリシャ ミコノス島の写真から絵を描く】 風景画の元になっているフリー画像

スライドのハイライト

先に明暗をつけて、あとから固有色(そのものの色味)を重ね塗りする描き方のことです。

例えば「緑色」といっても、黄緑、青緑、明るい緑、くらい緑、あざやかな緑、くすんだ緑、など、いろんな緑色が無限にありますよね。

色は、① 色相(色み)② 彩度(あざやかさ)③ 明度(あかるさ、くらさ)
の3要素に分けて考える必要があります。

なぜその色に見えているか?には、いろんな要素が絡まり合っているので、分解して考える必要があるんですね。

でも、風景画は描くものが多く、必要な色数も多いので、色を作るたびに1つ1つ、「色相はこれで、彩度はこれくらい、明度こんな感じ」と考えながら作るとなると、かなり大変です。
そこでグリザイユ画法です。

グリザイユ画法は、デッサンのように明暗をつけてから色を乗せるという2段階に分かれた工程なので、「まずは明るさ暗さだけを考えればOK」「次は色味を乗せるだけ」というように、考えることがシンプルになり、色づくりが楽になります。

野外スケッチでは、絵を描いているうちに時間が経って太陽の位置が変わったり、天気が変わったりして、「最初に描こうと思ってた雰囲気と変わっちゃった」ということが、本当によくあります。

その点、グリザイユ画法では、前半の工程で明暗は終わらせるので、太陽の位置や天気が変わる前に、それらを描き切ることができます。

グリザイユは、光と影がはっきりしているものの方が、明暗をとらえやすく、描きやすいです。写真から風景画を描くなら、天気のいい日の写真を選ぶと良いと思います。

黒〜グレー/セピア/青〜青紫 あたりが良いと思います。上からモチーフの色を重ねたときに相性が良さそうだな〜とか、お好みで決めます。

上の絵…ウルトラマリンディープ&バーントアンバー。下の絵…フタロブルーイエローシェード&アイボリーブラック。絵の具によって「浮いて見える色」「引っ込んで見える色」があるので、いろんな調合で試していきたいです。