初心者の方におすすめの画材をご紹介します。
主にAmazonへのリンクを貼っていますが、お近くに画材やさんがあれば直接行って見てみるのをおすすめします。
紙
絵の具を使う場合は普通の画用紙でなく、水や摩擦に強い「水彩紙」が断然描きやすいです。水彩紙にもいろんな種類があり、お好みなのですが、初心者の方にはお値段のわりに丈夫なヴィフアールをおすすめしています。水彩画でも鉛筆デッサンでもオールマイティに使えます。
【大きさの目安】※下にいくほど大きくなります。
SM…りんご1個だけ描くときとかに便利なサイズ
B5…ヴィフアールのB5は普通のB5よりちょっと大きめ
F4…2時間くらいで描くのにちょうど良いサイズ。
B4…人物の全身を描いたり、ワインボトルとかの少し大きめのモチーフを描くときはこれくらいは必要かなというサイズ。
おうちで気軽に描く感じならこれくらいの小ささで良いと思います。これ以上の大きさはお好みで。
クレヨンや鉛筆のみで、水を使わない絵の場合は、下記のような普通のスケッチブックでもOKです。
水彩色鉛筆
気軽さNo.1の画材です。
色鉛筆なのに、水をつけた筆でなでると水彩画のようにも使えるという優れもの。「家ではなかなか絵を描く時間が取れないけど、色塗りを気軽にしたいな〜」という方に良いと思います。
笹部洋画材店さんのオリジナル水彩色鉛筆は安いのに描きやすくておすすめです。
≫笹部洋画材店の水彩色鉛筆こちら
笹部洋画材店さんの通販は送料がかかりますが、他にも激安の画材がたくさんあるので、他にもいろいろまとめて買われる場合はおすすめです。実店舗は大阪の日本橋にあります。
いろんなメーカーからいろんな種類が出ていますが、有名どころではファーバーカステルを挙げておきます。
セットを買う前に画材屋さんで1本売りしているのを買って試すのも一つの手です。メーカーによって芯の柔らかさや発色が違うので、お気に入りが見つかると良いですね。
鉛筆デッサン
まずは基礎をちゃんと伸ばしたい!という方向け。
ステッドラーの青とハイユニが主流です。2H〜6Bくらいの幅で使います。
ハイユニはおすすめですがセットは10H〜10Bのセットしかないようなので、画材屋さんで一本ずつ買った方がいい気がします…!
ステッドラーはハイユニに比べて少し硬めの書き味で、私はケント紙などのツルツル系の紙に向いてると思います。好みが分かれるところなので、お好きな方で大丈夫です。
ねりゴム
普通の消しゴムではなく、紙にダメージが少ないねりゴムを基本的に使います。
透明水彩
不動の人気No.1!
水彩色鉛筆より表現の幅が広いです。水彩色鉛筆と両方持っている人も多いです。
ホルベインが一番使われてると思います。12色や18色セットを買って、あとは単色でお好みの色を買い足すのも良いです。
パレットはアルミがおすすめです。少し高いですが、10年以上使えますし損はないかと。30色くらい入る大きめサイズが使いやすいです。
筆もいろいろあってお好みでOKなのですが、ナイロンなどの人工毛より、天然毛の方が柔らかい表現ができるのでおすすめです。太めだけど穂先が細くなっている下記のような筆で、広い面も細かいところもどっちも塗ってしまう使い方をする人も多いです。ちょっとお高いですが一本あると便利な筆です。
でもお高いので笹部洋画材店の天然毛筆3本組セットを買ってしまいます(笑)
http://www.sasabegazai.co.jp/item.html?id=1635
絵手紙(顔彩)
お手軽に始められますが、奥が深いです。
文字と絵をほぼ一発描きするので、上達にはかなり枚数を重ねる必要があると思います。でも難しく考えすぎず、のびのびたくさん描くのが上達への近道です!
私は使ったことがないのですが、呉竹から一式揃ったお得なセットが出ていました。
墨を磨るところからやったり、高い手すき和紙を使ったりしてこだわると、凝った作品になりますが、ひとまずこのセットでOKです。
クレヨン・オイルパステル
こども用と思ったら大間違いの画材で、大人でも十分楽しめます。最近流行のチョークアートにも使われます。
クレヨンとオイルパステルは似ていますが、クレヨンは硬い質感で手につきにくく、オイルパステルは柔らかくでのびやかで手につきやすいという特徴があります。サクラクレパス社はクレヨンとクレパスがありますが、クレパスがオイルパステル寄りの柔らかめの商品です。クレヨン・クレパスともに24色でも800円以下なので嬉しいですね。チョークアートには、専門家仕様のぺんてるの50本セットが人気です。
アクリル絵の具
何にでも描ける!油絵風も!
アクリル絵の具は紙だけでなくキャンバス、木の板、石など何にでも描けるのが特徴です。絵の具に混ぜて使うメディウムというもので、質感や硬さや乾燥の速さを変えることもできます。コテコテに盛り上げたり乾きを遅くすれば、油絵風に使うこともできます。
厚塗りしたり大作を制作するとなると小さいチューブではすぐに無くなってしまうので、大容量で割安なものを買ったりします。
アクリル絵の具は固まったら取れないので、ナイロン筆が無難です。
iPad
イラストを学びたい大人向け
アナログ派だった人がデジタルを始める場合は、ペンタブや液タブよりiPad&Apple Pencilがおすすめです。画面が大きくハイスペックなiPad Proもありますが、高価なので1台目は普通のiPadでも良いと思います。アプリは漫画を描くなら断然CLIP STUDIO PAINTですが、一枚絵なら直感的に操作できてアナログな表現が得意なProcreateをおすすめします。「どこでも絵画教室」の添削も、絵の上から加筆するところはProcreateを使っています。