こんにちは。アートのわたげ絵画教室 主宰の 原明 あさの(はらみょう あさの)です。
この教室は2018年4月、古い戸建ての約12帖の小さなスペースで始まった絵画教室です。
ありがたいことにこれまで200名以上の生徒さんにお越しいただき、現在(2024年9月)は100名を超える生徒さんに通っていただいています。
日頃から、絵画教室にしては狭すぎて、できることに限りがあることが気がかりで、2024年6月に今の自分たちにできる限りの広い環境を!と、今の場所に移転しました。
僭越ながら、私が絵画教室を始めるに至ったきっかけと、私の絵画教室に対する想いを聞いていただけたらと思います。
私自身、小さな頃からお絵描きは大好きで、喘息やアトピー持ちで体が弱かったこともあり、
外で遊ぶよりも家の中でお絵描きをして過ごしていることの多い子供でした。
しかし静岡の田舎の方に住んでいたこともあり、絵画教室という習い事の存在さえも知りませんでした(笑)
実際、近所には無かったのではないでしょうか。
中学高校と美術部でしたが、美術部とは基本的に自分の好きなように
制作するスタンスなので、自己流に楽しんでいました。
本格的に絵を習おうと思ったのは大学受験を意識したときで、
出会いとして決して早くはない高校2年生の冬、私は絵画教室と出会いました。
その絵画教室は、おじいちゃん先生がほのぼのと、ときにビシビシと教えている、古くて素敵な教室でした。
受験生だったので週に4日、1日4時間ほどみっちりと鉛筆デッサン、色彩構成、水彩画などを習いました。
厳しくもあるのですが、楽しく貴重な日々でした。
私はアトピーの悪化や人間関係の悩みから、高校を中退してしまいました。
(今は心身ともに健康ですよ!)
そのため、普通の受験生が放課後から夜までのレッスンのところを、
昼過ぎからやってきては昼ごはんを食べながら夜までデッサンをするという
今考えてみればけっこう迷惑な生徒でした…(笑)
そんな私を、特に優しくするでも厳しくするでもなく、ただ普通に接してくれた先生と、
絵画教室という、学校でも家でもバイト先でもない特別な空間が、
悩みばかりのあの頃の私には、とてもありがたい、かけがえのない存在でした。
その絵画教室の生徒さんは、こどもも高校生も大人も
おじいちゃんおばあちゃんも様々な年齢の方が来ていて、
それぞれが自分の作品を真剣に楽しく制作していました。
私は受験が差し迫った時期だったので受験に必要なことを中心に習っていましたが、
周りの人たちがそうやっていきいきと自由な作品を制作している姿を見て、
「私ももっと早く始めていたら、もっといろいろ学べたのに」と思うと同時に、
「やっぱり絵は何歳で初めても楽しいんだなあ」とも実感しました。
美大生になって、別の絵画教室の手伝いをしたり、
カルチャー教室の講師をするようになってからも、
いつもあの絵画教室が心の中の目標でした。
そしていつか私も自分の教室を持ち、どんな年代の、どんな背景を持った方にも、
絵の楽しさを伝えられる人になりたいというのが私の夢でした。
正直なところ、美術を習うことは必ずしも人生に必要なことではありませんし、
資格が手に入るわけでも、就活に役立つとかでもありません。
でも、手を動かし、考え、色を選び、混ぜ、
楽しみながら、ときに苦しみながら、
まだ自分でも見たことのないものを創り出すこの時間は、
決して無駄ではないはずです。
表現することは、心を豊かにします。
生徒のみなさんそれぞれの経験や目標に合わせて指導しますので、初心者の方も経験者の方も、
興味のある方は、ぜひ一度お越しください。
アートのわたげ絵画教室
原明 あさの
講師・スタッフ紹介
HARAMYO Asano
- アートの綿毛 代表
- 画家・似顔絵師・イラストレーター
- ART NO WATAGE絵画教室 主宰
- 大阪芸術大学 美術学科 日本画コース卒業
- 似顔絵・イラスト・水彩スケッチなどの仕事をしています。
- 2011年〜 カルチャー教室で「こどもアートクラブ」「やさしい透明水彩画」を開講
- 2012年〜 高校からの同級生で今は夫の木口恒星と「アートの綿毛」を立ち上げ、似顔絵などオーダーメイド絵画のwebショップを始める
- 2013年 大阪芸術大学 美術学科 日本画コース 卒業
- カルチャー教室、webショップの似顔絵の他に、出張似顔絵イベント、イラスト制作、個展開催、webサイト制作などの活動を続ける。
- 2018年 ART NO WATAGE 絵画教室を開講
- ≫ ART NO WATAGE(アートの綿毛)
似顔絵・ペットアート・インテリア絵画・結婚式ウェルカムボードなど、オーダーメイド絵画のwebショップ
ORITANI
- 大阪芸術大学 デザイン学科在学
- 文部科学省後援色彩検定1級
- 「アートを見ること、作ること、見せること、様々な方向から自分なりの感性を見つけて楽しめるような授業をしていけたらなと思っています。」
- こどもアート研究室の補佐を担当します。
大阪市習い事・塾代助成カードをご利用いただけます
2024年10月より所得制限が撤廃され、すべての小5〜中3がご利用いただけるようになっています。